玉川一郎の著書
■『マインドリッチ』にこめた玉川一郎の提案
朝活、勉強会、読書会、セミナ―・・・・・・仕事以外に勉強の場を持つことがビジネスマンの常識になってきました。すでに英語ができるのも当たり前。毎日仕事をするだけではいずれ取り残されていくという、大変な時代に私たちは生きています。その一方で政治も社会も不安定、不透明。何をいくら頑張っても先が見えない。
頑張らなければいけないのに不安がつのるばかりで、どうしてもやる気が起こらない。大きな名声、地位、お金を夢に描き、それを実現するべく自分を駆り立てようとしても頑張れない。どうしようもない。そんな「あせり」「あきらめ」の雰囲気もまん延しています。
高度成長時代の日本は輝いていました。誰もが「がんばれば豊かになれる」というシンプルな夢を追いかけることが大きなエネルギーを生み出していました。『マインドリッチ~人生を変える新しい価値観』は、読者に、そしてこれからの日本に、それと匹敵するような、いやいまだかつてなかったほど大きなエネルギーを創り出すための玉川一郎からの提案です。
この本の特徴は、単なる価値観、幸福論の本ではないことです。実際にエネルギーを高め、行動に移すための具体的な方法をご紹介し、さらにそのために役立つ30冊のブックリストまでついています。このリストを見た出版社の部長が「こんな視点で本を読んだことがなかった」と驚き、あっという間に机の上に20枚近くのポストイットが貼られていったといわれます。
マインドリッチって新しい素晴らしい言葉ですね。正直やられたなと(笑)心の豊かさは今の幸せを実感することが大切です。
皆さんが自分が豊かであることに気づいてもらえる本だと思います。
玉川さんの本は幸せとは何かについて具体的に行動レベルまで落とし込んでいるところがスゴイです。キーワードは分かち合う。その積み重ねが心の豊かさを養い、それがにじみ出て生活の豊かさにもなっていくのだと思います。マインドリッチな人が増えることを楽しみにしています。
「無意識の力に対抗する力は言語化」というたまいちさんのお話には強く共感します。この本の中で語られているマインドリッチを自分との対話や友人との対話で身につけて、自分が求めている人生を手に入れる人がどんどん増えてくれるといいなと思います。
玉川先生のさまざまな過去の辛い経験が読者にとって勇気につながる本だと思います。ただ気持ちの持ち方で終わるのではなく、思考ツールを使った具体的なメソッドまで紹介されていますので多くの方に参考になるでしょう。
こんなに新しい本を出したことについて、まずは出版社さんすごいと思いました。玉川さんならビジネス書だと思っていたら、なるほど今の時代ならではの本でした。苦しい状況は「今のままではいけない」を気づかせてくれるチャンスです。この本はそのとき一段階上がるためのすばらしいガイドブックになるものだと思います。