『半分、青い。』に負けない講座をお届けします
2018年9月30日
おはようございます。玉川一郎です。
平成30年9月30日の日曜日。台風が近づいていて今にも崩れそうな空模様です。
9月も今日で終わり。今年も残すところあと3ヶ月。やり残したことを一つ一つ終わらせ、来年に向けての準備を始めていきたいと思います。
昨日でNHKの朝ドラ『半分、青い。』が終わりました。全体で見るとヒーローズジャーニーがきれいに展開されていました。
1.旅立ち
耳が半分聞こえなくなる→就職できない→漫画家を目指して上京
2.旅の前半
アシスタントになる→連載デビュー→行き詰まる→漫画家断念
3.旅の後半
結婚する→子どもが生まれる→離婚→帰省→開業成功→再び上京
4.帰還
会社倒産→律と起業→成功し二人は結ばれる
これは鈴愛が成功する物語ではなく、同じ日に同じ病院で生まれた「縁の深い幼なじみ」の鈴愛と律が「成熟したパートナー」となる物語だったのです。
サブキャラクターで人気だったトヨエツの秋風先生が最終回に出なかったのは、そして元夫とその叔母たちが出なかったのは、旅の世界の住人だったからでしょう。
秋風先生の会社がオフィス・ティンカーベルだったのは、そのパートナーが不思議な少女趣味のファッションだったことも含めて、大人にならないネバーランドの象徴。かつて『ピーターパン症候群』の本で描かれたモラトリアムの世界だったのです。
「朝ドラとしての決まりごとを破った」みたいな批判がありますが、私はその決まりごとが嫌いでした。『べっぴんさん』の主人公がいくつになっても若い女性にしか見えないことも、現実にはありえない。
『あまちゃん』『ひよっこ』はそれほど長い年月を描いていないので不自然さがなかったですが、今回の『半分、青い。』は17歳の女優が見事に大人になり、40歳の女性になりきっている。
長い朝ドラとしての物語構成、役者の力と演出、それが素晴らしい調和を奏でたのが今回の作品でした。
さて、今日はこれからマインドマップ・フル活用2日間講座の2日目。私の出番です。朝ドラに負けないように、私とコンテンツと受講生の調和を奏でたいと思います。
今日も一日よろしくお願いします。
玉川一郎
category: その他