イデオンに学ぶ「人生」 第34話『流星おちる果て』
2014年11月7日
おはようございます。
今日は11月7日。牡牛座の満月ですね。
牡牛座は女性性、固定宮、土のエレメンツ。
五感の象徴。 美しいもの、美味しいものをゆったりと楽しめる気分の素敵な日です。
午後はマツダミヒロさんの「新月と満月の魔法の質問カード講座」に参加。
その後、來夢先生の「ソーラーリターンで読む! 2015年のテーマ」講座。
そして夜は経営アストロロジー協会忘年会です。
パワフルな皆さんから満月のエネルギー浴びてきますね。
今朝の早朝アニメ視聴は伝説巨神イデオン第34話『流星おちる果て』。
作画レベル、シナリオ、ともに屈指のハイレベルの回です。
主人公たちはバッフクランのハンニバル司令の策略で、
巨大原生動物ドウモウが生息する星に追い込まれます。
イデオンを動かす集合意識エネルギーは、人のエゴを嫌い
純粋な子どもや動物の防衛本能に反応する存在。
コスモやギジェはドウモウを巻き込まないようにしたいが
バッフクランはそれを利用してイデオンを追い込む。
ドウモウが断末魔をあげる時、
イデオンはコントロール不能となり膨大なエネルギーを放出。
バッフクランを一瞬で全滅させます。
そのエネルギーは巨大な流星を発生させる。
流星はバッフクランとコスモたちの両方の地球に降り注ぎ
人々の命=意思を奪っていく。
人が作り出した巨大なエネルギーが、人々に生き方を問いかける。
それは石炭、石油、原子力と同じですね。
石炭は炭鉱の事故で大量の人の命を奪ってきました。
石油は利権争いでいくつもの戦争を引き起こしてきました。
いずれも地球温暖化を促進すると言われます。
そして原子力は。。。
かつてベストセラーになった『エントロピーの法則』。
石油やウランなどの化石燃料を基盤とした文明の限界を描きます。
その中では再生可能エネルギーとして太陽光発電に未来を見ます。
しかし太陽光発電は集約するのに莫大なコストがかかる。
太陽光発電を基盤とするためには、 都市集約型の文明から地方分散型へ移行しなければならない。
生き方を変えるか、死滅するか。
それが問われていると書かれていました。
イデオンはこの本の10年前に放映されたアニメです。
しかし同じテーマを描いているように思えます。
富野監督は敵将のドバ・アジバの口を借りて語ります。
生き方を変えるとは、人としての業に抗うことだ。
血へのこだわり、名誉、資産、権力の追求。
人とは最後までそれを捨てることができない存在である。
イデオンではそれに抗おうとする人の努力を描きます。
人としての業を知りながら、より善きものたろうとする。
その意思は受け継がれることを信じて、生きて、 全ての人が死んでいきます。
このアニメから35年が経ちました。
温暖化、エボラ熱、エネルギー問題など
地球規模で協力し合わなければならないのに
世界中の国々の対立は、1980年代とは比べようもないほど激しくなっています。
今はイデオンの世なのかもしれません。
<今日の学び>
生き方を変えたら自分で無くなるのか?
世の中が滅んだら自分も無くなるのではないか?
『伝説巨神イデオン』(c)東急エージェンシー・サンライズ