マッサンは獅子座の太陽
2014年11月28日
おはようございます。
今日の夕方、成田空港からハワイへ旅立ちます。
ワイキキビーチで上質のリゾートを楽しんできます。
さて、今朝はNHKの『マッサン』について一言。
『あまちゃん』の終盤以降、ずっと朝ドラにハマってしまいました。
次の『ごちそうさん』はシナリオの巧妙さに感激。
『花子とアン』と今の『マッサン』は題材のタイムリーさに感嘆。
いったい誰がこの企画を作っているんだろうというくらいに時代を先取りしていると思います。
『マッサン』はもう一つ。人物造形と演出が上手い。
人間のアーキタイプ(元型)を知り抜いている人が作っていますね。
私はアーキタイプを理解するためにホロスコープ(占星学)の情報を活用しています。
登場人物を私なりにホロスコープを当てはめるとしっくりくるんです。
マッサンの<太陽>は獅子座、「誇り高い王様」のアーキタイプ。
自分から誰かに擦り寄ることなく、常に自分の座るべき玉座を意識する。
王様は誰かに選んでもらうのではない。そのように生まれる存在。
強烈な個性を放ちながら、人から王様だと認識される日を待つ固定宮。
その一方で突発的に、意気に感じると後先考えない行動に出る。
それは牡羊座の<月>がなせる技か?
そして行動が定まらない。
損得、善悪を考えず、人間関係にゆらぎ続ける。
右往左往する姿は魚座の<火星>を思わせます。
外国から情報を得て、外国から嫁さんまで得てくる。
<金星><水星>が自分ならではの考えを生み出す水瓶座。
さらに外国の座である9ハウスかな。
そこに加速することから<木星>もあるでしょう。
産みの苦しみ。
親、自分を送り出してくれた社長の援護を得られず、不遇の時代を過ごす。
小金を得られず先へ行くのに苦労するあたり、
<土星>が山羊座にあり、そして遺産の座の8ハウスにあるからでしょう。
今朝の回では、鴨居商店の大将がついにマッサンをウイスキー技術者としてスカウトします。
すっかりこじれた関係を改善するための大将の説得がすごい。
破格の給料の1年分を前払いでどーんとテーブルに置く。
しかし太陽と月が火のエレメンツにあるマッサンはお金では動かない。
「お前が必要なんだ。お前しかいない」
あなたこそ王である。今こそ玉座に登るときだと宣言する。
そして大将の秘密の研究室に連れていく。
いかにウイスキーを真剣に研究してきたか、いかにウイスキーを作りたいか。
その本当の気持ちを姿で示す。
この玉座が正統であることを証明し、筋を通す。
その時お金は筋が通ったものとなり、ついに王は玉座に座る。
モデルの竹鶴さんがこの通りのホロスコープかどうかは知りません。
しかしドラマとしては筋が通った人物造形になってぞくぞくした回でした。