ガンダムに学ぶビジネス 第29話『ジャブローに散る!』
2014年7月13日
おはようございます。今日はフォトリーディング・エグゼクティブ講座の最終日。英和辞書、英語のペーパーバック、4冊同時フォトリーディングなどで、フォトリーディングならではの体験で、フォトリーディングの理解と熟練度を深めていきます。
今朝のファースト・ガンダム連続視聴は第29話『ジャブローに散る!』。第1話以来のホワイトベースの目的地、南米の連邦軍の本拠地ジャブローにようやく到着です。シャアはホワイトベースを監視することによってジャブローへの入り口を発見し、持てる戦力を最大限投入してジオン軍として初侵入。必死の防戦でアムロたちはこれを退けた、という話です。
連邦はオデッサを攻略したことによって大量の鉱物資源を手に入れます。それによって、それまでは戦闘機、爆撃機、戦車、戦艦などの従来兵器しかなかった連邦は、モビルスーツとその運用艦の量産が可能になったことがこの話でわかります。
それに対して「あと10年は戦える」とうそぶいたマ・クベの言葉とは裏腹に、鉱物資源の拠点を失ってあと10年しか戦えない限界を持ったジオンは、高性能の特別機、カスタム機に力を入れていきます。
ジオンのカスタム機、シャアの赤ズゴックは連邦の量産機、ジムを圧倒します。でも乱戦の中、ただのホバークラフトのラッキーな一撃でメインカメラを破壊されてシャアは撤退を余儀なくされます。これこそ量が質に優り、戦略が戦術に勝利した瞬間です。
連邦の高官たちはホワイトベースの活躍を評価するどころか「処罰はしない」と言って現状のままでいられることへの感謝を求めます。優位な地位と権力、戦力を持った「大人」は、現状を維持するために官僚的な支配を行い、そのための手続きを重視します。
ここからのシリーズ後半では人の革新としてのニュータイプという概念が出てきますが、ニュータイプの対立概念がこのような大人たち、オールドタイプです。
戦争のなかでは個々の活躍には価値がなくなってきます。そこでニュータイプとオールドタイプの対立を新しいテーマにしたことで、一人一人の戦いに意味を出そう、というのがここからの方向性のようです。
しかしビジネスの中では、リーダーは負けない戦略を作り、スタッフは与えられた役割果たす、というオールドタイプのスタイルが大切です。話としては派手でなく、「秒速で稼ぐ」ことができなくて地味ですけどね(苦笑)
<今日の学び> 戦術では戦略を補えない。ビジネスではニュータイプではなくオールドタイプを目指そう。