玉川一郎のブログ

イデオンに学ぶコミュニケーション 第29話『閃光の剣』

2014年10月3日

おはようございます。

 

昨日は嫁さんと一緒に横浜パシフィコで丸井のバーゲンに行ってきました。

独身のときはこういうのに全く縁がなかったのですが

行ってみるとけっこう面白いですね。

 

旅行用のキャリーバッグ、毎日の鞄としてのデイバッグ、

それからセミナー用のおしゃれなジャケットをゲットしました。

 

帰りにはランドマークの地下で焼き鳥屋さんへ。

なんとテーブルで自分で焼くんです。

七輪で目の前で焼いた焼き鳥の美味いこと。

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とっても満腹な一日を過ごすことが出来ました。

 

結婚すると毎週のように今までの人生になかったことを体験しています。

私は結婚が遅かったですが、その分だけこの体験の意味を理解する準備ができたのだと

今では感謝しています。もちろん嫁さんに!(笑)

 

 

さて、今朝は新しい60インチの液晶テレビで

伝説巨神イデオン 第29話『閃光の剣』を鑑賞しました。

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実は初見のとき、つまり高校2年生のとき、

この話はあまり良い印象ではありませんでした。

それは28話の『波導ガンの怒り』もそうです。

 

だから今回も、自分が好きな話が出るまでのつなぎみたいな気持ちでした。

ところが改めて観ると、この2話は凄い。

 

イデオンがただのロボットのように見えていたのが

ここから、宇宙を破壊するエネルギーの転換装置ということが

明確にわかるようになっているのです。

 

作画レベルも非常に高い。

 

この話に出てきた小型の機動メカ、アディゴのスピーディーな動きは

それまでのロボットアニメの常識を変えたとも言われています。

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その一方でイデオンはガンダムの5倍はある巨大な戦艦並みの大きさ。

存在感がある巨大さの表現もまたすごい。

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スピードと重厚さが見事なコントラストを作っています・

 

イデオンはメカの描写もすごいけど、人物描写が秀逸。

骨格が見えるレベルのリアルなキャラクターが、

通常のカメラアングルではとらえられない構図で描かれています。

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ここからマクロスが生まれて、エヴァンゲリオンが生まれた。

その原点はガンダムではなくイデオンだと思います。

 

それにしてもなぜ初見のときにこの凄さを感じられなかったのか。

きっとイデオンを頭で理解しようとしてたのでしょう。

 

27話で地球最大の大型コンピューター・グロリアによって

イデを意思をエネルギーに変換するシステムであり、

人がいるかぎり無限にエネルギーを発生させることが出来ることが判明しました。

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そしてイデの発動には「善き心」が必要。

「悪しき心」に囚われると滅びをもたらす。

その「善き心」とは何かを問いかけているのが 28話からの展開でした。

 

当時高校生だった私はそこに混乱させられたのかもしれません。

ソロシップに戦いをしかける地球連合軍、バッフクラン軍が悪いのは当たり前。

いかにも悪い敵を次々に見させられることへの嫌悪感。

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ところが本当は「悪」は一人もいなかった。

そこにいたのは人、そして人の業があっただけなのです。

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人とは、人の業とはそういうものであることを知ったのは

私が何歳になった頃だったのか。

 

最近、ある政治家がツイッターでデマを流したとか

経済評論家のせいで火山観測が出来なくて死者が出たとか

ネットの中での正論、非難、炎上が頻発しています。

 

でも本当に悪をなそうとして悪になる人はいない。

私自身の中にも非難されるような言動をしかねない種はある。

それが人の業です。

 

もちろん世の中の不合理、不正はなくし、改善していくべきです。

しかし不合理をなした人、不正をなした人と自分との共通点を見つけなければ、

それらがなくなっていくことはあり得ないとも思っています。

 

きっとイデオンを高校時代に観たことが種となり

その後の人生で人の業を見つめる視点を得たのでしょうね。

 

つくづく思います。 イデオンは私の人生を変えました。

 

<今日の学び>

彼も人なり、我も人なり。

彼に出来ることは、私にもきっと出来る。

彼がなす悪事は、私もやりかねない。

 

『伝説巨神イデオン』(c)東急エージェンシー・サンライズ