「玉川一郎」というツールのコンサルティング
2018年7月25日
おはようございます。玉川一郎です。
平成30年7月25日の水曜日。
一雨来そうな厚い雨雲がかかっています。
昨日は愛知県西尾市にコンサルティングの
出張指導で訪問していました。
私はコンサルティングを依頼されることが
たびたびありますが
ほとんどお受けしてきませんでした。
一丁目一番地はセミナー講師であり
コンサルティングは出来るけれども
本業ではないと思っていたからです。
10年前にどうしても受けてほしいと
頼まれて渋々受けたのがこの会社。
この経営者は二代目に当たる人で
今でも先代が社長を務めています。
私も30歳から12年間父の会社で
二代目候補として働いてきたので
彼の気持ちは痛いほどよく分かります。
私の経験でいうと、二代目は
・新しいことをやりたがる
・変えたがる
・地位で人を動かしたがる
・店頭に立とうとしない
・本業以外のことに時間を費やす
という傾向があります。
書いていて痛くなるほど
昔の自分がやっていたことです。
そのほとんどが
先代に対するコンプレックスから
来るものに他なりません。
だから私が指導したのは
当時の私に言ってあげたかったことばかり。
・余計なことをやらせない
・店頭に立たせる
・本業に時間を使わせる
・数字を把握させる
大したことでは
なかったかもしれません。
それでも私が指導し始めてから10年間
この店は消費増税の年以外は
ほとんど二桁成長を遂げてきました。
基本は電話相談なのですが
昨日は年に一度の訪問指導でした。
まず社長と彼とで現状の課題と
今後の展望について見解を合わせる。
それからスタッフ全員に対して
抱えている課題に対してアドバイス。
設備や清掃については
課題がいくつも出てきたのですが
皆さんが沈黙したのは
サービスの改善すべき点についてです。
スタッフも長期在職の方ばかりで
「もうやりきった」感が強いんですよね。
確かにこの店の完成度は非常に高い。
お客様の不満も少ないことでしょうし
不満があったとしても
イレギュラーなものばかりでした。
そこでエンパシーライティングのチャートを
使って話し合ってみました。
「お客様を1人上げてください」
「その方にお店を出る時に
どんな言葉をいってもらいたいですか」
「その時の感情はどんなものでしょうか」
「お店がそのお客様に望む行動は?」
「その行動をとってもらうために
お店がやるべきアプローチは何でしょう?」
こんな感じでチャートを埋めていくと
スタッフから生の声がどんどん出てくる。
「サービスの不十分なことを改善する」
のではありません。
お客様に求める行動をとってもらうために
やったほうが良いアプローチが出てきて
それを「やりたい」という気持ちが
皆さんの中に生まれてきたのです。
お店の皆さんに喜んでもらえた達成感で
満ち溢れながら現地を後にしました。
私はコンサルティングツールとしては
フューチャーマッピング、
ジーニアスコード、マインドマップ、
エンパシーライティングなど
いろいろ持っています。
今回はそのどれかを使うつもりで
訪問したわけではありませんでした。
あくまでその瞬間に
「あ、今はこれを使ってみよう」
と思いついただけなのです。
「〇〇を使ったコンサルティング」ではなく
玉川一郎がその場に応じて
最適な方法を使ってコンサルティングする。
それが私に求められることなんでしょう。
自分の役割を感じた訪問指導でした。
希望する方からはこれからコンサルティングも
お受けしていこうと思います。
今日はこれからマインドマップと
フォトリーディングの体験講座です。
私の役割をしっかりと果たしてまいります。
今日も一日よろしくお願いします。
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