玉川一郎のブログ

フォトリーディングの有用性

2012年9月7日

フォトリーディング・インストラクターとして当たり前のことですが、

フォトリーディングには高い有用性を感じています。

 

昨日もドラッカーの『イノベーションと企業家精神』をフォトリーディングし

一見難易度が高くとっつきにくい、と思われがちなドラッカーが

とても楽しくワクワク読むことが出来ました。

 

 

ここでポイントなのは「フォトリーディング」と「読む」とは別だということです。

私はフォトリーディングしたものを読むこともあるし、読まないこともあります。

 

ではフォトリーディングとは何なのか?

これは私が無料説明会で使っているスライド。

 

一口で言うと、フォトリーディングそのものでは本の中を「読んだ」ようには認識できない。

でも本の中を熟読したかのように、「内容について実践、行動、理解」することができる。

つまり「読書」とは別の本の脳内処理を起こすのがフォトリーディングなのです。

 

先ほどのドラッカーの本で言うと、本来は難しくて自分のレベルに合わず

読み進めるのに苦労する本が「楽しくワクワクしながら読める」ように変容させる。

 

そのように本の難易度、読んだ感覚が変化することを読書に役立てることによって

普通に読んだら時間がかかる本を読みやすくしてしまうのです。

 

たとえば、「これから美味しい料理を出すよ~、ほっぺた抑えてね」と言ってから

料理を出すと、その料理がとっても美味しそうに見えることがあります。

これをプライム効果と呼びます。

 

プライム効果は、閾上(スプラリミナル:表面意識)で知覚したこのような言葉だけでなく

閾下(サブリミナル:無意識)で得た、自覚のない情報でも起きるとされています。

 

 

このように無意識によって判断が影響されることを自動システムと呼び

その制御が私たちの自由意思を取り戻すカギであるとしているのが

最近出版された『選択の科学』で書かれていることでもあります。

 

 

私がフォトリーディングに価値を見いだすのは

このような、時として私たちの判断を狂わす無意識による自動システムを

自らの意思で制御し、有益な形で活用するスキルと考えるからです。

 

本を買ったらまずフォトリーディングで処理する。

それによって閾上と閾下においてプライミング効果を仕込む。

 

あとは必要な形で本を読むなり、辞書のように引くなりする。

そのように本との関係性に自由度を高める姿勢を手に入れられるのが

フォトリーディングを身につける意味です。

 

ああ、文章だけではこの想いが上手く伝わらない。

それが私のもどかしさです。

 

だから毎月、無料でフォトリーディングの説明会を行っています。

ぜひ直接語らせていただきたいと願っています。

 

 

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