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イデオンに学ぶコミュニケーション 第27話『緊迫の月基地潜行』

2014/09/19

おはようございます。

昨日は「人生の春夏秋冬ベーシック講座」をトライアル開催しました。

 

これは今までの3時間半くらいで1万円のイントロダクション講座と違い、

2時間〜2時間半くらいで3千円くらいの、 気軽に受けられて

春夏秋冬理論についてやさしく理解できる講座を目指したものです。

 

ビデオ映像を駆使してイメージを伝えたり、体験談を語ってもらったりで

今までの講座とはかなり違う、新しい試み。

講師の一本調子にならず、非常に新鮮な感じになりました。

 

ほかの講座でもこんな感じで映像を取り入れたら面白いかもしれません。

またチャレンジしていきますね。 どうぞお楽しみに!!

 

さて、久々のイデオンは第27話『緊迫の月基地潜行』。

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イデオンの物語がぐっとハイグレードになったターニングポイントの一つです。

 

  • ソロシップは異星人を引き連れてきたと母星、地球からコンタクトを拒絶される。

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  • シェリルは地球最大の大型コンピューター・グロリアでイデを解析したいが、軍の管轄で民間人は使えない。科学アカデミーのコルボックの手引きでグロリアの端末を使うために月のムーンランドに潜入。

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  • 解析の最中に軍に発見されコルボックは射殺され、シェリルとジョリバは脱出。

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  • イデオンとの戦いで重機動メカ・ガルボジックは大破し、脱出したギジェはダラムに見捨てられ月に取り残される。

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  • イデが無限エネルギーであること、人の意思をエネルギーに変換するシステムであること、子どもの純粋防衛本能に反応することが判明した。

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この話では実質的に戦闘シーンには意味がなく、

イデについてのディスカッションがメインストーリー。

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画面で延々と論争しているだけのロボットアニメなんて、

この時代には考えられなかったのではないでしょうか。

 

それを湖川友謙のリアルな人物デザインと、輝くような作画。

スピード感あふれる滝沢敏文の演出、絵コンテで、

とても印象的なフィルムに仕上がっています。

 

しかし、なぜ地球はソロシップを拒絶したのか。

異星人を引き連れたといっても、すでに連れてきてしまったのだから

今更ソロシップを拒絶しても手遅れです。

 

ブラジラー基地は全滅、植民星ソロ星、アジアン星、キャラル星は壊滅。

もはや知られてしまった地球にバッフクランの攻撃で大被害が出るのは明らかなのだから、

むしろソロシップを戦力として戦うほうが有効なはず。

 

これは論理的な結論ではなく、感情的な対応なのです。

ソロシップが地球に来なければいいと思っていた。

でもそのために何もしてこなかった。

 

来るべき変化、危機に対して目を背けて何もしないことで、変化そのものを否定しようとした。

そしてバッフクラン、つまり変化にたいしてではなく、

変化を告げる者、ソロシップとイデオンに対して憎悪を向ける。

 

来るべき変化、危険から目を背けて、変化を告げる者、現実を告げる者を敵視する。

あるいは変化を起こした責任者を捜して糾弾する。

 

これが『ソリューション・フォーカス』という本で問題とされる原因思考です。

原因思考は問題の解決から遠ざかるのみならず、チームワークや組織の雰囲気を破壊する。

 

それはイデオンでは繰り返し描かれている構図。

イデオンを観れば、現実を見ないで、現実に対応しないで、

責任者を非難することの不毛さを、誰もが感じることでしょう。

 

しかし戦争のとき、震災のとき、原発事故のとき、

まったく同じ構図が現実社会に出ているのではないでしょうか。

 

事故や事件があれば、被害者へのお悔やみの後、

必ず始まるのが責任の所在探しと集団公衆疑似リンチ。

そして次に全く違う分野で同じようにおこる事故。

 

そこに絶望を感じているのはイデだけではありません。

 

<今日の学び>

責任者は誰か。誰のせいか。

それを追求するのは後でも間に合いますよね?

 

『伝説巨神イデオン』(c)東急エージェンシー・サンライズ