ガンダムに学ぶビジネス 第34話『宿命の出会い』
2014年7月19日
おはようございます。今日は10時から全脳思考マスター講座を開催します。今回は参加者が少なめなので、個別対応の時間が多くとれます。情報を伝えるよりもスキルを伝える。全脳思考を使いこなす人材を育成していきます。
さて、昨日の朝はアナ雪について論評しましたが、ちゃんとネイティブ・ガンダムも視聴しました。観たのは第34話『宿命の出会い』。
アムロは不思議な感覚を持つ少女、ララァ・スンに遭遇。シャアのザンジバルはホワイトベースと同じ港に入港。アムロは再会した父と最後の別れに向かい、戻る途中で今度はさっきの少女を連れたシャアと初めて対面。ホワイトベース出港にミライの元フィアンセ、カムランは最後まで護衛したいと申し出る。サイド6領域を出ると同時に始まるコンスコン隊との戦闘。アムロは驚異的な勘の冴えを見せて、たった1機で敵戦艦と6機のリックドムを瞬殺する。
必要もないのに戦闘宙域ギリギリまで行って戦争の当事者になったような気になっているカムラン、その戦闘をサイド6のテレビ局が実況中継し対岸の火事として報道する姿、その両者が現代の日本の姿と重なります。
同時にシャアもそのテレビ中継を見ているのが面白い。シャアは何度もホワイトベースと戦闘しますが、最後まで戦おうとはしません。ガルマの時も、ジャブロー攻略の時も、戦局を分けかねない戦いで命をかけることはしない。彼は戦争に勝とうとしてはいない。戦争という状況を利用しているだけなのです。
シャアはきわめて優秀な人材ですが、彼の活躍は大局とはなんら関係をもたず、それどころか折あらば首脳陣の寝首をかこうと虎視眈々と狙っている最悪の人材です。いくら優秀であっても全体のビジョンやミッションに反感を持つスタッフはマイナスになる。同じようにギレン総帥やドズル中将に反感を持って歩調を乱してきたキシリア少将とシャアとが手を結んだことが、ジオンの本当の敗因なのかもしれません。
<今日の学び> 有能なエースに依存すると仕事は崩壊する。パートナーとして選ぶべきは優秀な人材ではなく、同じ思いを持つ人材。
category: ガンダム