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ガンダムに学ぶビジネス 第42話『宇宙要塞ア・バオア・クー』

2014/07/27

おはようございます。今日はお昼から玉川受講生勉強会たまいちブートキャンプです。特別講師に徳永哲也さんをお招きして初心者のためのNLP紹介講座を実施します。バンドラー直伝の本格的なNLPに触れるのがとても楽しみです。

私は近況報告の「たまいちなう」を1時間ほどお話するだけなのですが、準備しているうちにいろいろと内容が膨らみ、結局昨晩は11時半位までスライドやらプリントやらを作っていました。喜んでもらえるといいな。

今朝のネイティブ・ガンダムは第42話『宇宙要塞ア・バオア・クー』。次回が最終回です。

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  • ソーラ・レイは和平交渉に入ろうとするデギン公王とレビル将軍を直撃し、連邦軍の3分の1の戦力とともに葬り去る。

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  • ホワイトベースを中心に残存艦隊が集結し、体制を建て直してジオン軍の最終防衛ライン、宇宙要塞ア・バオア・クーに侵攻。

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  • 混乱した連邦軍に対してギレン総帥の卓越した指揮は戦局を優勢に進める。

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  • 妹キシリアは父デギンを見殺しにした罪を名分にギレンを粛清。指揮権を掌握する。

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  • 次第に連邦軍の数の優位性とガンダムの突破力が功を奏し始め、ジオン軍は劣勢になっていく。

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  • シャアは未完成のニュータイプ専用機ジオングで出撃するが、うまく使いこなせずアムロのガンダムに近づくことができず焦燥する。

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ジオン軍は新鋭機の量産型ゲルググ、リックドムを投入します。連邦軍はかろうじてザクに対抗出来る程度の量産機ジムと簡易型移動砲台ボールを大量に動員します。

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画面では「学徒動員だから」ジオンの兵が脆いという描写になっていますが、実際にはジオンも連邦も次々に戦艦、モビルスーツ、戦闘機が撃破されていきます。両軍とも極めて脆いのです。そう、ここを支配しているのはランチェスター戦略の第2法則。強者の戦略です。

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ランチェスター法則というのは、孫子の兵法などを参考にイギリスのランチェスター氏が1914年に戦闘の損耗率を数値化したもので、第二次世界大戦でアメリカ軍が日本の零戦対策で採用したと言われています。

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第1法則は弱者の戦略に使われるもので、武器の差別化(高性能化)、接近戦、局地戦で一騎打ちになるように戦場をコントロールすることで、量的な劣勢を挽回していくことを目指します。

ジオンで言うなら、高性能モビルスーツの開発は武器の差別化にあたります。これを使って要塞に籠城し、侵入してくる敵兵を集中し各個撃破していく。それによって戦力比の差を縮め、数で上回った段階で攻勢に出るというのが基本です。

連邦軍は第2法則、強者の戦略で進撃します。相手と同程度の武器を持ち、広域に隈なく展開し、なるべく接近しないで遠隔戦に持ち込む。敵に対し常に3倍以上の多数で立ち向かう。このとき損耗比率はそれぞれの兵力の自乗に反比例する。つまり1:3の戦力差だったら損耗は9:1になる。

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強くはない量産機を大量投入し、部隊を3つに分けて同時に攻撃するというのは極めて正しい戦略です。ところがソーラレイで3分の1の兵力を奪われたことにより損耗率が上がって、1:2の自乗の反比例で4:1になったのです。

当初は戦力が戦場に到着していなかったのと、上記の戦力比の変化により連邦は苦戦するわけですが、最後は決定的な差となっていきます。

 

 

ランチェスターの法則はビジネス戦略にも活用されます。自社や製品のポジショニングをとるのは、局地戦を作ること。独自のサービスや技術は差別化になります。これを使って中小企業が大企業に対抗しようという第1法則、弱者の戦法として使われます。

しかし第1法則には前提条件があります。それは局地に対して情報が乏しい、つまり強者からすれば情報の少ない分野が存在すること。

ガンダムにおいてはミノフスキー粒子という電波拡散粒子の発明によってレーダーが無効化され、これが有効に作用することになっています。それがジオンが1年戦争の当初、連邦を圧倒することができた理由です。

ところが現代はインターネットによって世界中がつながっています。今まではあちこちに局地があったのに、いまではどの市場の情報もすぐに入手できる。相手がそこでどのようにマーケティングを行い、どのレベルの商品を提供しているかが手に取るようにわかるわけです。

ここでわかるのは、インターネットを使った市場というのは、広域戦であって、強者の戦場だということです。誰かがうまくいった戦法(宣伝コピー、商品展開など)はすぐにライバルがコピーし、その数量を増やすことで各個撃破されていきます。

 

 

私たちがこれからの仕事で大切にしていかなければならないのは、すぐにライバルがコピーできないようなもの。このようなデジタル時代における競合優位性を研究して構築されたのが、マサチューセッツ工科大学上級講師、C・オットー・シャーマー博士が提唱する「U理論」です。

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U理論では表面に見える商品(what)、販売プロセス(how)ではなく、それを生み出した根源(who)に注目します。アップルのスティーブ・ジョブズはまさにそのコピー不能な根源でした。

しかしその根源は誰でもある。その根源を引き出すためには、自分の中を深堀りして、本当の自分に戻るプロセスが必要。

現実を直視し、こだわりを捨てて、自分のなかの恐怖と戦うことで、本当の自分の意思が開放される。これがOpen Willであって、『アナと雪の女王』の映画の最後に到達した「ありのままの」自分なのです。

 

 

その「ありのままの」を本田健さんは「ワクワク」で表現しました。神田昌典さんは自分の中の見えない意思に辿り着くツールとしてフューチャーマッピング(全脳思考)を作り出しました。

スティーブ・ジョブズは自分自身が最高のお客であり、自分を満足させるような商品を作ることに情熱を燃やしていました。妥協無く本当の自分が納得できるような仕事をしていくことが、最高の競合優位性を作るのです。

 

<今日の学び>

誰かがうまくいった方法は明日には誰もがコピーする。

自分の本気のありのままに正直な仕事は、誰にもコピー出来ない。

 

『機動戦士ガンダム』(c)創通エージェンシー・サンライズ