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イデオンに学ぶコミュニケーション 第11話『追撃・遺跡の星』

2014/08/10

おはようございます。台風が近づいているようで、昨晩から東京は少し涼しいです。今日はダヴィンチカフェにてフューチャーマッピング1日アドバンス講座トライアルを実施します。前回のトライアルよりかなり手を入れて、講座資料も充実させました。おかげさまで満席。受講生の皆さんにお役に立てるよう頑張ります。

今朝の早朝アニメ視聴は伝説巨神イデオン第11話『追撃・遺跡の星』。入念な作画と演出で大満足の回です。

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  • カララの姉のハルルが合流。ソロシップに偵察を兼ねて攻撃をかける。

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  • 新型重機動メカ、ジグ・マックを繰り出すが戦い慣れてきたコスモたちの反撃を受け、前線の指揮系統が混乱したこともあって一時撤退する。

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TVシリーズのアニメは分業制で作られていて、各話ごとに別の脚本、演出、作画チームが組まれることがあります。イデオンはアニメーションディレクターの湖川友謙さんと、彼が率いるビーボォーという作画スタジオが傑出していて、劇場アニメを超えるクオリティです。

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このチームが担当しているTVシリーズは39話中8話。イデオンは絵が汚いとか、綺麗とか、人によって意見が違いますが、それはこのような回を観たかどうかにかかってきます。

放映当時、途中から見始める人も多かったのですが、最初にこのように綺麗な作画の回を観た人は、この後の回でも綺麗な作画が出たシーンが記憶に残ります。ボロボロの作画の回を最初に観た人は、やはりボロボロの部分に目が向きます。同じものを観ていながら違う印象になるのはこのためです。

 

 

それは作中の登場人物も同じ。今回登場したカララの姉のハルルは、敵を自分の目で確認したいと無人偵察機を送ります。その映像を見て「だいぶ参考になった。かなり好戦的な種族のようだな」。

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いったいハルルは何を見て、何が参考になったのか。彼女は今回の事件を、敵は大した相手ではないのにもかかわらず、ギジェやハルルの未熟な行動によって混乱しているだけだと高をくくっています。

偵察機の映像を見ても、その彼女の見解を裏付ける情報のみに目が言ってしまう。やはり思ったとおりだというのが「参考になった」という発言と「好戦的」という判断なのでしょう。

ハルルについてきたグハバという武将も同じ。うまく戦えなかったのは、ハルルが口を出したから、護衛機ズロオ・ジックが命令を聞かなかったから、ダミ度が戦いに割り込んできたから、と他責に終始します。

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この時点では誰一人として相手の強さ、凄さに目を向けない。それがバッフクランにおける戦力の逐次投入という第二次世界大戦の時の日本と同じ愚を犯し、イデの力が増大する時間を与え、その無限エネルギーの放出による相互全滅という最悪の結果に向かうのです。

当時の日本の戦い方を愚かだと考える人は多いでしょう。でもその愚かさとは、思い込みで情報を判断するという、確証バイアスが創りだすものです。そしてその確証バイアスを逃れることは、今の私たちにとってすらきわめて困難であることを、この作品から学ぶことができます。

 

<今日の学び>

同じものを見ても人によって見え方が違う。

正しくものを見るためには思い込みを外す必要がある。

そして自分の思い込みに気づくことはとてもむずかしい。

 

『伝説巨神イデオン』(c)東急エージェンシー・サンライズ