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イデオンに学ぶコミュニケーション 第12話『白刃の敵中突破』

2014/08/11

おはようございます。今朝の東京は台風一過。晴れ渡っていますがまだ風は結構強いです。

昨日はダヴィンチカフェにてフューチャーマッピング・アドバンス講座トライアルの2回目を実施しました。アンケートで「この講座はいくら以上だったら怒りを覚えるほど高いと思いますか?」と聞いたら100万円と記入した人がいました。それって99万円ならまだ怒らないほど価値があるってこと?とんでもない講座になったのかもしれません。

今朝の早朝アニメ視聴は伝説巨神イデオン第12話『白刃の敵中突破』。初見の時の印象は絵が汚くてあまり良くなかったのですが、今回は最後にホロリとさせられてしまいました。

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  • イデオンとの戦闘でジグ・マックが損傷しルインズスターに着陸して整備するバッフクラン。ソロシップも連日の戦闘で補修のため同じ星に着陸。

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  • カララは姉のハルルに会って戦いを止めるよう話すことを提案。ベスがバッフクラン野営地近くまで連れて行く。

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  • ハルルはカララをなじり、兵たちの前で笑いものにする。

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  • ベスが一人敵中に入ってカララを守る。イデオンの活躍で二人は脱出に成功する。

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  • バッフクランに帰ることはできなくなったと絶望し涙を流すカララをベスは支え、カララはベスに身を委ねる。

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バッフクランの攻撃で肉親を殺されたソロシップのメンバーたちは、その恨みをカララにぶつけることで多少なりとも癒やされていたのかもしれません。これまでの言動で人々はカララの善良さを認め始めてきました。しかし人々の悲しみは癒えません。身近にいてわかりやすい敵の象徴として、何かトラブルがあるとカララはその憎しみを引き受けてきました。

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今までは自分の意思でソロシップに残っていたカララは、今回でバッフクランに帰る道を閉ざされました。

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バッフクランからも見捨てられたカララを、ベスは異性として受け止めました。ラストシーンでイデオンの影の下で身を寄せ合うベスとカララ。これは「イデ」が人々の姿を見つめている象徴でしょう。

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イデのエネルギーは攻撃から守る力を与えてくれています。しかし相手を滅ぼそうとしたときにエネルギーはダウンします。そこにイデの意思がある。

それをソロシップの人々はどのように受け止めていくか。そして戦おうとしない人々がどのように戦っていくか。イデオンの描こうとするテーマは私たちの現実を問いかけていくかのように感じます。

 

 

アメリカでは今なおパールハーバーで日本人を憎んでいる人がたくさんいます。日中戦争で戦場となって肉親を殺された中国にも、占領されて第二次世界大戦に巻き込まれた韓国にも、日本人を憎んでいる人はたくさんいます。

憎む相手が敗北を認め、戦いを放棄したとき、彼らの憎しみはどうなるのでしょうか。謝って許して憎しみは消えるでしょうか?本当に敗北を認めたのか、確かめ続けるかもしれない。

 

 

いくら謝っても相手を許すことは難しい。イデオンでは憎しみを「そらす」力として愛を描いています。ベスはバッフクランを許しはしないでしょうが、バッフクランのカララを愛することはできました。それは男女の性愛が成し遂げた技でしょう。

憎しみと愛は同じ、強烈な感情のベクトルです。同じベクトルだから入れ替わることができる。愛と憎しみは裏表だと言われるゆえんです。

では男女の性愛ではなく、友情、仲間意識などが、憎しみを「そらす」ことができるか。それを描くのが次回『異星人を撃て!』なんですね。

 

 

こんなことは高校二年生でこれを観た時、まったくわからなかったです。ただ絵がキレイだとか、SF考証が正しいか、セリフが日本語として合っているかとか、そんなことにばかり目が行っていました。

今の自分にしてようやく分かるイデオンって、とんでもないです。明日続きを見るのが楽しみでたまりません。

 

<今日の学び>

憎しみや恨みは謝罪では消えない。

同じベクトルを持つ強烈な感情のみが入れ替わることができる。

それは性愛、だけであろうか?

 

『伝説巨神イデオン』(c)東急エージェンシー・サンライズ