新作『ピアノの森』のこだわりがすごい
2018年4月15日
おはようございます。玉川一郎です。
平成30年4月15日の日曜日。
朝は大雨だったようですが
今は上がって曇り空。
今日も風が強いみたいですね。
今シーズン楽しみにしているのが
NHKで放映されている『ピアノの森』
モーニングに連載されていたマンガが原作で
アニメ映画になったものです。
ちょっと前に完結したところなので
前の続きから始まると思ったら
なんと始めからの再アニメ化でした。
それが気合の入り方がすごい。
ピアノを演奏するシーンが何度もあるのですが
その指の動きと音楽が合っている!
おそらく実際に人が演奏しているのを
録画して、それをアニメに起こしている
と思います。
この手法はロトスコーピングといって
かつて指輪物語のアニメ映画で使われた
ものでした。
当時は指輪物語を特撮では再現できず
仕方なくやったのでしょうが
今回のはほとんどやり過ぎ(笑)
私がクラッシックを聞き始めたのは
中学の時、『題名のない音楽会』で
踊る指揮者の回を見てからです。
井上道義という指揮者が
まるで踊っているかのような
面白い指揮をする。
その時演奏されていたのが
ベートーヴェン交響曲第7番。
それからハマってベートーヴェンの
交響曲を聞きまくり
ブラームス、ドヴォルザーク、
ブルックナー、マーラーなど
いろいろ聴きましたし
演奏会にも行きました。
でもピアノ曲は交響曲に比べると
音が一種類だし、地味だし、
好きじゃありませんでした。
それが変わったのが
ベートーヴェンの月光ソナタ。
最終楽章の激烈さに大興奮。
それからピアノ曲も聴くように
なりました。
こういう経験があったおかげで
『ピアノの森』も面白いし
『のだめカンタービレ』もハマりました。
娯楽にも色々ありますが
より深く楽しむためには
学習が必要だと思います。
テレビのバラエティ番組は
何も知らなくても楽しめるけど
それで好奇心が消耗してしまう。
もちろんそれはそれで楽しいけど
自分の中に経験として残る娯楽は
このような学習が必要な娯楽です。
「これを観ている人は
この部分に気づくだろうか」
「これに気づいているのは
自分だけじゃないか」
そう思ってムフフとなるのが大好きです。
『ピアノの森』は月曜日の放送。
気になる人は見てみてね。
さて、それではオフィスに出ます。
今日も一日よろしくお願いします。
玉川一郎
category: その他